日本映画監督協会のこと

周南

週末は山口県・周南市での「第4回周南映画祭・絆」に参加しました。
僕は第1回目から参加しています。ずっと【松田優作】に拘ってきた映画祭ですが、ついに第4回目にして<松田優作賞>という脚本賞を送り出すことが出来ました。
応募総数151本の中から選ばれた最優秀賞のは、足立紳さんが書かれた「百円の恋」。優秀賞の2本は斎藤孝さんの「オボの声」、げこげこ大王二十八世さんの「川筋男貫徹炭坑節命」でした。最終選考の3本は僕も読ませていただきました(選考には不参加)。個人的には昭和30年代を舞台にした「川筋男貫徹炭坑節命」が好みでした。
3人の皆さん、おめでとうございます!!!
授賞式は選考された脚本家の丸山昇一さん(あの「野獣死すべし」のライター)と松田美由紀さんがプレゼンターとしてお越しくださいました。映画小僧の頃に憧れたお二人と深夜まで飲みながら映画の話をすることが出来たのは、また新しい【一期一映】でした。「ブラック・レイン」と「半落ち」が上映されたので、國村隼さんもゲスト参加されました。僕もちょこっと飛び入りしてトークに参加…2004年の「半落ち」初日舞台挨拶以来の再会でした。相変わらず、渋くてカッコ良かったです。

この5月から日本映画監督協会の理事になり、広報委員会での仕事もしています。
会報誌の編集とホームページの維持・更新が主な作業です。僕は協会内の広報誌を担当しているのですが、広報誌にしか掲載されなくて表に出なかった原稿などもホームページで少しずつ発信されています。北海道の映画祭のことなど、僕が書いた原稿もアップされています。新人賞受賞監督同士の対談など面白い読み物等、いろんな企画があります。是非、覗いてみてください。
http://www.dgj.or.jp

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シネマなび…Vol.6

※2006年4月のスタートから2012年5月まで、丸6年間続いた「シネマなび」が2012年8月に閉鎖になりました。当時書いた原稿のままに、加筆訂正しないで再録しています。

Vol.5 2006年9月29日

『ゴッドファーザー』
『出口のない海』が良いスタートを切ることが出来ました。ありがとうございます。
 さて、満を持してのこの作品です。壮大な家族のドラマ。Part2と合わせて観て欲しいです。派手なアクションシーンが公開時には話題になりましたが、僕は30歳を過ぎた頃からこの映画が大好きになりました。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロがカッコいいと思っていたのですが、40歳も半ばを過ぎるとマーロン・ブランドに完全に感情移入してしまいます。 子供から見た親、親から見た子供、とにかくいろんなシーンで考えさせられます。高校生の頃に初めて観たときはチンプンカンプンだったはずです。自分が歳を重ねて観るたびに感じ方が変わってく映画……凄いです。いつか、こんな大河ドラマを自分も撮ってみたいと思います。これを撮った時、確かフランシス・フォード・コッポラは30代前半、凄い才能です。まさに天才ですね。
何とか生きているうちにこんな映画を作りたい……。

ゴッド

『砂の器』
 こちらも満を持して……。脚本は山田洋次監督も参加されていて、監督は大好きな野村芳太郎監督です。いろんなことを想像させてくれる映画です。加藤嘉さんと加藤剛さんの父子がどんな心情でどんな旅をしたかなんて何も語られません。美しい映像と音楽が観客である僕にいろんな想像してしまいます。加藤剛さんと島田陽子さんがどんな馴れ初めで恋人になったかなんて何も説明してくれません。でも観客である僕は孤独な二人がどうやって恋人になったか、いろんな想像をさせてくれます。森田健作さんと丹波哲郎さん、刑事二人組のバックグランドの説明もありません。でも想像すると楽しいのです。
 70年代~80年代の僕が好きな日本映画はとにかくいろんなことを想像させてくれました。考えさせてくれました。悲しいかな、今の日本映画はこの想像(余白)を作ると観客は中途半端だと、考えることを拒否します。映画評論家と名乗る人たちまでもが……。テレビドラマがあまりに説明過多で、それに慣れすぎたのでしょうか?
 野村芳太郎作品は『事件』や『鬼畜』もいろんなことを考えさせてくれるのです。

suna.jpg

もう一つ紹介を…観たかった映画ですが、ホントに面白かったです。

『アルゴ』

http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/#home

ベン・アフレックは「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で、俳優としても脚本家としても才能を実証済みでしたが、この作品は監督、そして製作者として素晴らしいです。もちろん俳優としても良かったですが…。
そしてさらに、プロデューサーとしてクレジットされているのがジョージ・クルーニー。
ジョージ・クルーニーは監督としても「グッドナイト&グッドラック」が素晴らしかったのですが、とにかく選択する題材に<志>の高さを感じます。予告編でクリント・イーストウッド作品が大々的に宣伝されていましたが、僕は断然ジョージ・クルーニーです。
この作品も劇場が少ないのが残念ですが、これから地方都市も廻っていくのではないかと思います。是非、ご覧ください。

アルゴ

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中村さやか 第1回監督作品

「FASHION STORY -Model-」

http://www.fashion-story.net/index.html
11月17日(土)、いよいよカウントダウンです。

中村さやか監督のデビュー作です。
17日(土)は池袋シネリーブルにて舞台挨拶もあります!

http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1251322&rlsCd=001&lotRlsCd=

さやか
先週、ラジオ生出演後の中村監督とそのラジオスタッフ達と、僕の自宅近くで合流して飲み会をやりました。 公開が近いせいか、中村監督のテンションはかなり高かったように思いました。
今作品、愛知県での上映館が多いのにあまり名古屋地区の宣伝が出来てないと聞き、いつも名古屋のキャンペーンでお世話になる友人に無理矢理の宣伝をお願いしました。快く(?)受けてくれた友人に感謝です。何だか、自分の作品の公開時よりもドキドキします。初日の舞台挨拶、こっそり見に行こうか…悩んでます。

11月に入って『痕跡や』のDVDが発売され、一本化90分バージョンをたくさんの方が観てくださったようです。このブログのコメント欄にも、そしてメールでも多くの感想や応援をいただいています(感謝)。その中で多いのが、大きな劇場のスクリーンで観たいというご意見です。僕も撮影中からずっとそう思っていました。完成した頃には、ホントに自分自身が観てみたいと思うようになりました。そして、もし上映されるなら黄金町の【ジャック&ベティ】が一番だと思っていました。黄金町で上映することがロケをやらせていただいた恩返しになると思いました。そして、上映後にこの街をブラブラと探索して欲しいと思いました。実は今、その劇場と交渉中です。良い感触のやり取りが出来ていると聞いてます。何とか実現できると嬉しいです。

ツィッターで応援が始まりました!

@konseki_ya
言いつつ、僕はツィッターやFace Bookは分からないのですが…(恥)。

感謝です!!!

【党首討論】

NHKでの放送を生で見ました。 野田総理、泣きそうな優等生が父親とのエピソードを持ち出しながらの、もうヤケクソの解散を明言。こんな党首討論、初めて見ました。ある意味、見応えがありました。民主党の幹部は大わらわでしょう。一方の安倍総裁もビックリした様子で、ちょっと焦りましたね。2番手の小沢さんに至っては、もう出番が廻って来ても、何も影響なかったですね。小沢さんの発言中に、解散のテロップが流れましたから…。最後の山口さんに至っては、映画で言えばエピローグのクレジットが流れるような扱いでした。

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周南映画祭 ~絆~

急遽ですが…【第4回 周南映画祭】に参加することになりました。

http://www.shunaneiga.org/index.html

新作準備の都合で、自分のスケジュールがどうなるか分からなかったのでプログラムには入れないでもらっていました。やっと今月下旬の予定がハッキリして、24日(土)の夜の交流会から25日(日)のクロージングまで参加します。
参加・不参加の結論が出せないままだったのですが、今年も『半落ち』『ツレがうつになりまして。』の2本を上映していただきます。今は名画座とかもない時代ですから、旧作は簡単にDVDで観られる代わりに大きなスクリーンで観るチャンスは少なくなりました。今回も感謝です。今回は特に、『半落ち』でご一緒した國村隼さんと再会出来るのも嬉しいです。
第1回はオープニングからクロージングまでずっと参加させていただきました。その時、10回を目指して頑張りましょう!と約束したのですが…。今回は、ついに拘り続けた松田優作さんを記念した脚本賞をスタートさせました。この頑張りには頭が下がります。150本以上の応募があったそうで、どんな脚本が選ばれているのか、僕も楽しみです。
どうぞ、足をお運びください。お待ちしています!

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※『痕跡や』にとても素敵なコメントをいただきました。
ありがとうございました!!!

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即、退院…

ピン

昨日無事に鎖骨のピン(金具)を抜く手術は終わりました。
傷口はまだ痛みますが、今日の午前中に退院しました。来週に予定されている抜糸をすればすべて終了です。 上の写真は左肩に入っていた2本のピンと針金(一番上は対象に置いた爪楊枝です)。この2本のピンが左の鎖骨の中に埋められていたのですが、右端のL字の部分が骨から出ていて、そのL字部分が中から皮膚を突き破るような状態で神経を刺激していたわけです。
手術は1時間程度で終わりました。局部麻酔だったので意識はしっかりありますし、先生達のやり取りもすべて聞こえています。骨を叩き、ピンを叩く音も…です。痛みが増すたびに麻酔も追加されていきました。自己申告で麻酔が追加されるのです(まるで歯医者さん)。
ずっと緊張している僕を解きほぐしてくれたのは看護師さんでした。スタート時にBGMのリクエストを聞いてくれました。迷わず【70年代・J-POP】を選択しました。手術中にずっと沢田研二やキャンディーズ、天地真理などが聞こえていました(笑)。映画「孤高のメス」で手術のシーンに都はるみの演歌を流すというのがありましたが、ちょっとそれを思い出しました。しかし、先生も看護師さんもすべてのスタッフが僕より若かったので、白けたかも知れません。せめて80年代にしておけば良かったと後悔もしました。それから、痛みに耐える間、ずっと手を握り続けてもらえたことも助かりました。どんなに心強かったことか…感謝です。
手術後は痛みもそんなに無く、食欲もモリモリです。検査や点滴などで思ったほどのんびり出来ませんでしたが、DVDを2本観て、小説を1冊読むことが出来ました。昨夜は消灯後にこっそりと中村さやか監督出演のテレビ番組も観ました。初めてとは言えない堂々ぶりでした。あんな風に髪を下ろしているのは初めて見たので驚きました(笑)。

退院時に看護師さんや同室の患者さん達から、「次回作も期待してます。頑張ってください」とエールを送られて感動でした。わずか2泊3日ほどですが、また新しい<一期一映>がありました。

このブログやメールでたくさんのお見舞いの言葉をいただきました。
ありがとうございました、感謝致します。

今週いっぱいは自宅で療養です。来週から本格的に次回作の準備が始まるようです。
ちょっと変わったところでは、<オタフクソース>の会長さんとの対談というのがあります。

http://www.otafuku.co.jp/laboratory/material/kikansi/new/index.html
僕はたこ焼きとお好み焼きが大好物です。自宅の冷蔵庫には年中<オタフクソース>が入っています。そんなこともあって、今回のお話をお受けしました。たくさんもらえると嬉しい!!!

【追記】
大切なことを忘れていました。
本日発売!< D×TOWN DVD EDITION BOX 2 『痕跡や』他
よろしくお願いします。…って、amazonで一時在庫切れってどういうこと!

痕跡や

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シネマなび

※佐々部清監督が遺された貴重な記事を、特別に許可を得て掲載しています。

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Vol.64 2012年3月1日
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