あと3日…『痕跡や』

ずっと更新が滞っていました。
来年早々クランクイン予定の新作の準備で忙しくしていました。ロケハンなどまだまだ続きます。 キャストがほぼ決まって、暮れまで衣裳合わせやリハーサルなど、今年はクリスマスも仕事になりそうです。 ところどころで空く時間もこの時期ならではの忘年会が目白押しです(笑)。

昨夜は「ジャック&ベティ」『痕跡や』の上映チェックに行ってきました。スクリーンでの映像や音響の確認です。映画用の機材で撮影していない作品なので、完璧な映像と音響というわけには行きませんが、劇場のスタッフさんの努力もあって、何とか映画として観てもらえそうです。何よりも僕は、劇場の方々へ御礼を伝えたくて…支配人やスタッフの方と会えて良かったです。

jb

衆議院選挙も期日前投票で済ませていました。
3年半前とは大違いの自民党圧勝、民主党の惨敗という結果でした。個人的にお付き合いのある安倍晋三総裁が、再び総理へ返り咲きそうです。今回こそは万全の体調で、国民のためにしっかりと汗を流して欲しいと思います。
今回の選挙でふと思ったこと。映画作りも政治も<人>が行うことです。
安倍政権時、麻生政権時、自民党は2度も選挙に惨敗しました。でもその時に負けそうだからと党を飛び出していく人はわずかでした。今回の民主党、選挙前から自分の選挙ばかり考えて、離党する議員が続出でした。そして選挙後は、敗戦の責任を野田総理に押しつけ、愚痴をこぼす。選挙公約やマニフェストに大きな違いはないはず…何が違うかと言えば、それは個人の持っている<人>ということだと思います。
映画も、その時の流行だけでぶれてしまうと、きっとその映画人はそのときの流行の映画しか作れなくなっていくように思います、「何のために作るか」いつもそれを問いながら、自分らしい新作を目指そうと思います。

8月からスタートしたこのブログですが、コツコツと自分で続けるのが大変です。
ある方のご厚意で、以前のHP<sasabe.net>と近い感じのホームページを制作・運営していただけることになりそうです。ただ今準備中です。出来るだけ早く開設して、新作映画の発表をそのHPで出来ると嬉しいです。

【追記】
本日、<痕跡や・ロケMAP>が完成しました。
劇場にてご希望の方に配布しようと思います(枚数に限り有り)。これもまた手作りです。
劇場から歩いて30分もあれば廻ることが出来ます。

【さらに追記】
22日・23日の舞台挨拶が終わりました。
22日(土)は井上順さんが素敵なトークで盛り上げてくださいました。実は上映終了ギリギリの到着で肝を冷やしました。映画の中では行方不明の森川役・金井勇太君も飛び入りして、こちらも大受けでした(笑)。

23日(日)は柳下大君が登場。
いつもの佐々部作品では考えられないくらいの若い女性が中心で、さすがD-Boysと言ったところでしょうか。柳下君のファンの方々はお行儀も良く(真面目な印象)、舞台挨拶も温かく見守っていただけたように感じました。劇中で使用した本「成り上がり」も、観客の方へジャンケン大会でプレゼントしました。ホントは柳下君が一番欲しがっていました(笑)。

僕はいつものように、二日間とも上映後の見送りをしました。ご覧になった皆さんの感想は、作品に対して好感を持っていただけたように感じました。もっともっと多くの方に知ってもらえるといいのですが…、それでも大きなスクリーンで上映という夢は叶ったわけで…。ちょっとだけ、キャストやスタッフのみんなに恩返しが出来ました。 あと5日間、金曜日まで上映です。よろしくお願いします。

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中村さやか 第1回監督作品

「FASHION STORY -Model-」

http://www.fashion-story.net/index.html
11月17日(土)、いよいよカウントダウンです。

中村さやか監督のデビュー作です。
17日(土)は池袋シネリーブルにて舞台挨拶もあります!

http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1251322&rlsCd=001&lotRlsCd=

さやか
先週、ラジオ生出演後の中村監督とそのラジオスタッフ達と、僕の自宅近くで合流して飲み会をやりました。 公開が近いせいか、中村監督のテンションはかなり高かったように思いました。
今作品、愛知県での上映館が多いのにあまり名古屋地区の宣伝が出来てないと聞き、いつも名古屋のキャンペーンでお世話になる友人に無理矢理の宣伝をお願いしました。快く(?)受けてくれた友人に感謝です。何だか、自分の作品の公開時よりもドキドキします。初日の舞台挨拶、こっそり見に行こうか…悩んでます。

11月に入って『痕跡や』のDVDが発売され、一本化90分バージョンをたくさんの方が観てくださったようです。このブログのコメント欄にも、そしてメールでも多くの感想や応援をいただいています(感謝)。その中で多いのが、大きな劇場のスクリーンで観たいというご意見です。僕も撮影中からずっとそう思っていました。完成した頃には、ホントに自分自身が観てみたいと思うようになりました。そして、もし上映されるなら黄金町の【ジャック&ベティ】が一番だと思っていました。黄金町で上映することがロケをやらせていただいた恩返しになると思いました。そして、上映後にこの街をブラブラと探索して欲しいと思いました。実は今、その劇場と交渉中です。良い感触のやり取りが出来ていると聞いてます。何とか実現できると嬉しいです。

ツィッターで応援が始まりました!

@konseki_ya
言いつつ、僕はツィッターやFace Bookは分からないのですが…(恥)。

感謝です!!!

【党首討論】

NHKでの放送を生で見ました。 野田総理、泣きそうな優等生が父親とのエピソードを持ち出しながらの、もうヤケクソの解散を明言。こんな党首討論、初めて見ました。ある意味、見応えがありました。民主党の幹部は大わらわでしょう。一方の安倍総裁もビックリした様子で、ちょっと焦りましたね。2番手の小沢さんに至っては、もう出番が廻って来ても、何も影響なかったですね。小沢さんの発言中に、解散のテロップが流れましたから…。最後の山口さんに至っては、映画で言えばエピローグのクレジットが流れるような扱いでした。

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周南映画祭 ~絆~

急遽ですが…【第4回 周南映画祭】に参加することになりました。

http://www.shunaneiga.org/index.html

新作準備の都合で、自分のスケジュールがどうなるか分からなかったのでプログラムには入れないでもらっていました。やっと今月下旬の予定がハッキリして、24日(土)の夜の交流会から25日(日)のクロージングまで参加します。
参加・不参加の結論が出せないままだったのですが、今年も『半落ち』『ツレがうつになりまして。』の2本を上映していただきます。今は名画座とかもない時代ですから、旧作は簡単にDVDで観られる代わりに大きなスクリーンで観るチャンスは少なくなりました。今回も感謝です。今回は特に、『半落ち』でご一緒した國村隼さんと再会出来るのも嬉しいです。
第1回はオープニングからクロージングまでずっと参加させていただきました。その時、10回を目指して頑張りましょう!と約束したのですが…。今回は、ついに拘り続けた松田優作さんを記念した脚本賞をスタートさせました。この頑張りには頭が下がります。150本以上の応募があったそうで、どんな脚本が選ばれているのか、僕も楽しみです。
どうぞ、足をお運びください。お待ちしています!

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※『痕跡や』にとても素敵なコメントをいただきました。
ありがとうございました!!!

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新作映画…紹介!

「FASHION STORY -Model-」

http://www.fashion-story.net/index.html
いよいよ11月17日(土)から公開される映画です。
『カーテンコール』から『日輪の遺産』までほぼ全作品、8年間に渡って助監督として参加してくれた、中村さやかさんのデビュー作です。

僕は基本的には映画を試写で観ないことにしています。お金を払って、劇場で観るというスタンスです。でもこの作品だけは一足先に試写で観せて貰いました。厳しい予算やスケジュールの条件の中、よく頑張って撮っていました。
ファッション・モデルという特殊な業界の女性達の物語です。僕にはまったく知る由もない世界です。なので、とても興味深く観ることが出来ました。女性らしい視点で撮れているとも感じました。

とても映画なんて呼べないような新人監督の仕事もいくつか見てきました。ちゃんと映画になっているんだろうかと…ちょっと心配でしたが、自信を持ってオススメします。

公式HPを見ると、まだまだ劇場数が少なくて、限られた地域でした観ることが出来ません。是非応援していただいて、公開劇場が拡がるといいです。僕も密かに応援していこうと思います。

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来週はちょっと忙しい一週間になりそうです。
22日(月)は、俳優さん達の権利を守るというちょっと難しい国際シンポジウムにパネリストとして参加します。うまく喋ることが出来るか…ちょっと不安。
http://www.pre.or.jp/page/geidankyo_symposium.html

他にも2つの脚本の打合せや、監督協会の会合、久しぶりに会うプロデューサーとの会食など盛り沢山の予定があります。

【お詫び】

「拍手コメント」というものがあるのを、今日知りました(恥)。
ブログスタート時からいくつかのコメントを頂いていました。
今、読んだ次第です。 言い訳になりますが、自分で学習しながらの管理の失敗でした。

返信もせずに本当に申し訳ありませんでした。
頂いたコメントは、嬉しいコメントばかりでした。
頂いた皆さま、ありがとうございました。
そして、お詫び申し上げます。

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優れた脚本…

最高に素敵な映画を観ました。
フランス映画です…「最強のふたり」

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障害者と介護者が奏でるヒューマン・コメディ。あからさまに感動を盛り上げるわけでもなく、主役二人が近づいていく姿を極上のセリフで見せていきます。シチュエーションの一つ一つにもキチンと伏線を設け、見事に感動に繋げてくれるのです。途中、アース・ウインド&ファイアーのナンバーを楽しく踊るシーンがあるのですが、僕は何だか涙が止まりませんでした。決して、哀しいシーンではなくて楽しいシーンなのですが…。知名度のあるスターなんて不在でも劇場はほぼ満席でした。首都圏のみでしか公開されていない(全国60スクリーン程度)のが、この作品も残念です。ハリウッドの大仕掛けの作品やTVで大宣伝される作品、お決まりのアニメ作品でたくさんのスクリーンを占拠しているのが何だか口惜しいです。
こんな作品を一人でも多くの方が観てくれると映画人口はもっともっと増えそうな気がします。また映画館に行きたい!って思える作品です。

『ツレがうつになりまして。』は、うつ病の夫を支える妻の話をコメディっぽく描こうとしてトライした作品でした。素敵な脚色を得て、作品自体もほぼ思い描いた完成形になりました。

今回の「最強のふたり」は、そのお手本のような印象を受けました。障害者の介護モノなんて、ちょっと間違えると感動の押し売り風映画にもなりそうですから…。洒落たセリフがちりばめられた脚本と、抑制の効いた演出にやられました。そして、主役の二人と周りの共演者たちも素晴らしかったです。
もう一度、観たくなりました。

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たかが映画、されど映画

凄まじい映画を観てきました。
「トガニ ~幼き瞳の告発~」韓国映画です。
聴覚障害者の学校で行われる校長や教師による性的虐待と暴行を、新任の美術教師が中心になって暴いていくという社会派の作品です。コン・ユというイケメンの俳優さんが原作を読んで映画化に動いた作品だそうです。韓国では460万人の動員…日本の興行収入で言えば50億円超えの大ヒット作品です。韓国の50億超えだと、日本では100億円超えのメガヒットです。
たくさんの人が殺し合ったり、飛行機が墜落したり、津波が押し寄せたりという大仕掛けはありません。ヒットアニメやTVドラマの劇場版でもありません。人の心の闇をあぶり出すように描いていく人間ドラマです。そこには感動的に盛り上げようなんて演出もありません。子供達も丁寧に演出されていて、加害者になる俳優たちの演技も素晴らしいです。それはもうドキュメントを観ているようでさえあります。韓国映画の奥深さを見せつけられました。

この映画が公開されてから、世論が法律を動かして、映画のタイトルの<トガニ法>という新しい法律が出来たそうです。そして、軽すぎる罪に裁かれた実際の加害者たちは新たに裁判を受けて重い刑量になったそうです。

現在、日本全国でたった13館しか上映されていません。 本州10館、北海道1館、四国1館、九州1館…残念です。

トガニ

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シネマなび

※佐々部清監督が遺された貴重な記事を、特別に許可を得て掲載しています。

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