ほろ酔い日記

大晦日に想うこと

今年一年を振り返ると、映画を一本もやれなかったことが一番の<残念>です。
夏の終わりにやっと新作が動き出して、暮れになって本格的な準備が始まり、現実的なものになりました。年が明けるとすぐにリハーサルから撮影に入ります。1月いっぱいというタイトなスケジュールですが、青島武さんの素晴らしい脚本を元に、何とか良い作品にしようと思います。

5月は京都(東映太秦)で松本清張スペシャル『波の塔』
クランクイン直前に自分の不注意で鎖骨の骨折という体たらく、スタッフ・キャストに多大な迷惑を掛けました。クランクイン前日に手術をして、そのまま1ヶ月間の撮影を続けました。メインセットの火災などもありましたが、京都の職人達(スタッフ)に助けられて、自分としては大好きな『波の塔』になりました。仕上げ作業と並行しながら、東京に戻ってのD×TOWN『痕跡や』。こちらは『波の塔』の10分の1という低予算の深夜ドラマでした。たった8日間の撮影でしたが、脚本が充実していたので苦労なく進行しました。主演の柳下大君の、日毎に成長していく姿が楽しい撮影でした。井上順さんとの新しい<一期一映>にも感謝でした。9月にTV放映、11月にDVD発売、そして思いも寄らなかった12月の劇場公開…。一生懸命に真面目に取り組めば、想いは届くということを実感した『痕跡や』でした。映画作りの原点に戻ったような新鮮さに感動しました。

夏以降、いくつかの企画(脚本作り)を進めています。『ツレがうつになりまして。』のように実現できる企画になれば良いのですが、中々難しくもあります。年を跨いでコツコツとやっていこうと思います。

お正月は3日まではお休みです。この間に「7年目のツレがうつになりまして。」の文庫化に載せる<解説>を依頼されました。貂々さんへの恩返しにとお受けしたのですが、これが難しい。お酒も控え目にして、新作のスタートするまでには書き上げないと…、ああ困った!

小さな映画祭にもお招きいただき、たくさんの素敵な<一期一映>がありました。
これまで一度も行ったことのなかった鳥取には2度も招待していただきました。恒例の下関<海峡映画祭>は『チルソクの夏』の10周年。高樹澪さんが10年ぶりに下関に来てくださいました。5番ゲートの記念プレートの除幕式での澪さんの涙が印象的でした。『チルソクの夏』が10年愛される作品になったことに乾杯という感じでしょうか(笑)。秋の周南映画祭では第1回目の<松田優作賞>に立ち会えました。スタッフ達の映画への愛情の結晶を見るようで、感動を貰いました。

来年はどんな年になるやら…。経済的な疲弊は限界まで来ているように思います。東北の復興と共に日本の復興を安倍新総理には嫌でも期待してしまいます。自分に出来ることを一つ一つやっていこうと思います。
この一年、拙いブログにお付き合いくださり、ありがとうございました。皆さまも良いお年をお迎えください。

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師走…あと5日

今月はずっと『痕跡や』上映のことばかり書いてきましたが、実は来月6日にクランクインする新作の準備に大忙しでした。
ほとんど休みなくロケハン、衣裳合わせ、本読み、打合せの毎日でした。明日はオールスタッフの顔合わせとお祓いがあります。年を跨ぐのですが、やはり安全祈願のお祓いは必要なので…。 新作の詳細はまだ発表できませんが、これまでの佐々部作品からは想像も出来ないような作品になることは間違いありません。11本目の『ツレうつ』から新しいことに挑戦と決めました。12本目の新作は、さらにビックリするような内容です。撮影もハードになりそうです。その撮影に向け、少しずつダイエットも気をつけているのですが、お正月が不安です。お餅は大好きですし、出不精なのでTVのスポーツ三昧になりそうで、ダイエットも無駄になるかも知れません(笑)。お酒だけでも控えようと思います。

28日はシネムーブの忘年会。 今年お世話になったスタッフ達と大いに飲んで大いに語り合いたいと思います。例年なら大いに歌うもありますが…。
その前に『痕跡や』の最終回に行くつもりです。
22日も23日も結局、通して全編を観ることが出来ませんでした。28日は観客としてゆっくり鑑賞したいと思います。おそらく大きなスクリーンでの上映は、現時点では最後です。お越しになれる方は是非! ラストチャンスです。
上映後は舞台挨拶など予定されていませんが、客席がゼロでない限り、一人でもお越しになっていれば、勝手に御礼の挨拶をさせて頂こうと思っています。もちろん劇場にも…です。

映画の中で、一番「成り上がり」を欲しがっていた弁護士を演じた、あの俳優が付き合ってくれそうです(笑)。

お正月:WOWOWで『夕凪の街 桜の国』がOAされるようです。

http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/020962/
おめでたい時に観る作品ではないような気もしますが…未見の方は是非!!

横山秀夫さんの6年ぶりの新作「64 ロクヨン」
メチャクチャ面白いです。ずっと新作が出なくて、いろんな噂が飛び交っていた横山さんですが、やはり上手いです。お正月、読書でもという方にはオススメです。

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【追記】

昨日、『痕跡や』の最終回に行ってきました。やっとゆっくり最初から最後まで鑑賞出来ました。
今の日本をキチンと切り撮った良い作品だと改めて感じました。
安倍晋三総理にDVDをお送りしようと思います(マジです)。
平日の仕事納めということもあり、たくさんの観客というわけにはいきませんでしたが、足を運んでくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。勝手に舞台挨拶させて貰いました。御礼を言いたかっただけなのですが…特にジャック&ベティさんへ。一緒に行った痕跡本の愛好家を演じた伊嵜充則君もご挨拶。たまたま劇場に観に来ていた腕時計の売人を演じた児玉宣勝君もムチャぶりして舞台に上げちゃいました(笑)。
今回の上映でまた新たなたくさんの<一期一映>がありました。まるでパンフレットのようなこの作品の痕跡本を作ってくださった方、何度も足を運んでくださり僕と握手してくださった方…等々、ホントに勇気を授かりました。来年、埼玉のいつものあの劇場で上映出来ないかと交渉中です。

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あと3日…『痕跡や』

ずっと更新が滞っていました。
来年早々クランクイン予定の新作の準備で忙しくしていました。ロケハンなどまだまだ続きます。 キャストがほぼ決まって、暮れまで衣裳合わせやリハーサルなど、今年はクリスマスも仕事になりそうです。 ところどころで空く時間もこの時期ならではの忘年会が目白押しです(笑)。

昨夜は「ジャック&ベティ」『痕跡や』の上映チェックに行ってきました。スクリーンでの映像や音響の確認です。映画用の機材で撮影していない作品なので、完璧な映像と音響というわけには行きませんが、劇場のスタッフさんの努力もあって、何とか映画として観てもらえそうです。何よりも僕は、劇場の方々へ御礼を伝えたくて…支配人やスタッフの方と会えて良かったです。

jb

衆議院選挙も期日前投票で済ませていました。
3年半前とは大違いの自民党圧勝、民主党の惨敗という結果でした。個人的にお付き合いのある安倍晋三総裁が、再び総理へ返り咲きそうです。今回こそは万全の体調で、国民のためにしっかりと汗を流して欲しいと思います。
今回の選挙でふと思ったこと。映画作りも政治も<人>が行うことです。
安倍政権時、麻生政権時、自民党は2度も選挙に惨敗しました。でもその時に負けそうだからと党を飛び出していく人はわずかでした。今回の民主党、選挙前から自分の選挙ばかり考えて、離党する議員が続出でした。そして選挙後は、敗戦の責任を野田総理に押しつけ、愚痴をこぼす。選挙公約やマニフェストに大きな違いはないはず…何が違うかと言えば、それは個人の持っている<人>ということだと思います。
映画も、その時の流行だけでぶれてしまうと、きっとその映画人はそのときの流行の映画しか作れなくなっていくように思います、「何のために作るか」いつもそれを問いながら、自分らしい新作を目指そうと思います。

8月からスタートしたこのブログですが、コツコツと自分で続けるのが大変です。
ある方のご厚意で、以前のHP<sasabe.net>と近い感じのホームページを制作・運営していただけることになりそうです。ただ今準備中です。出来るだけ早く開設して、新作映画の発表をそのHPで出来ると嬉しいです。

【追記】
本日、<痕跡や・ロケMAP>が完成しました。
劇場にてご希望の方に配布しようと思います(枚数に限り有り)。これもまた手作りです。
劇場から歩いて30分もあれば廻ることが出来ます。

【さらに追記】
22日・23日の舞台挨拶が終わりました。
22日(土)は井上順さんが素敵なトークで盛り上げてくださいました。実は上映終了ギリギリの到着で肝を冷やしました。映画の中では行方不明の森川役・金井勇太君も飛び入りして、こちらも大受けでした(笑)。

23日(日)は柳下大君が登場。
いつもの佐々部作品では考えられないくらいの若い女性が中心で、さすがD-Boysと言ったところでしょうか。柳下君のファンの方々はお行儀も良く(真面目な印象)、舞台挨拶も温かく見守っていただけたように感じました。劇中で使用した本「成り上がり」も、観客の方へジャンケン大会でプレゼントしました。ホントは柳下君が一番欲しがっていました(笑)。

僕はいつものように、二日間とも上映後の見送りをしました。ご覧になった皆さんの感想は、作品に対して好感を持っていただけたように感じました。もっともっと多くの方に知ってもらえるといいのですが…、それでも大きなスクリーンで上映という夢は叶ったわけで…。ちょっとだけ、キャストやスタッフのみんなに恩返しが出来ました。 あと5日間、金曜日まで上映です。よろしくお願いします。

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『痕跡や』…決まりました!

ずっと交渉を続けていた『痕跡や』の劇場公開。

黄金町「ジャック&ベティ」にて12月22日(土)から一週間限定、毎日11:35~からです。

http://www.jackandbetty.net/timetable.html 想いは届きました!!
一日一回のだけの上映ですが、配給会社もなく、宣伝部もない作品を決めてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。チラシとポスターは事務所(シネムーブ)のスタッフが手作りで作ってくれています。部数が少ないだけにレアものではあります(笑)。
僕は何としても初日には御礼の挨拶に行こうと思っています。最終日は仕事納めの頃なので、スタッフを引き連れて観に行きたいです。
ロケをさせていただいた黄金町へ、柳下大君はじめ俳優陣へ、そして厳しい条件で頑張ってくれたスタッフたちへのクリスマス・プレゼントになりました。
「ジャック&ベティ」さんへの御礼は一人でも多くの方が、劇場へ足を運んでくださることだと思います。公開まで三週間弱、ツィッターやFaceBook、ブログなどでの応援をよろしくお願いします。

【追記】

初日の22日(土)は上映終了後に舞台挨拶。
『痕跡や』の主人・織原を演じてくださった井上順さんが駆けつけてくれることになりました。

トークのスペシャリストです。どんな裏話が飛び出すか楽しみです。
あとは、駆けつけて欲しい俳優は、カレですね。交渉を続けます!!!

【さらに追記】

22日(土)に続いて23日(日)は主演の柳下大君が御礼の挨拶に来てくれることになりました!
一日だけのイベント上映を…という<想い>が、通常の劇場公開みたいになりました。とても嬉しいのですが、宣伝のまったくないままの公開です。お客さんが来てくださるのか…という不安がこみ上げてきます。僕一人での御礼の挨拶なら少ないお客さんでも構わないのですが、井上順さんと柳下大君には哀しい想いをして欲しくない…どうぞ、一人でも多くのお友達を誘って劇場にお越しください。そして、公開まで10日間、応援をよろしくお願いします!!!

スタッフが劇場に張り出す<ロケ地MAP>を作成中です。
映画を観たあと、黄金町の探索をして欲しいと思っています。何と言っても劇場から徒歩5分ほどで、映画の舞台なのですから…。こんなこと珍しいですよね。

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日本映画監督協会のこと

周南

週末は山口県・周南市での「第4回周南映画祭・絆」に参加しました。
僕は第1回目から参加しています。ずっと【松田優作】に拘ってきた映画祭ですが、ついに第4回目にして<松田優作賞>という脚本賞を送り出すことが出来ました。
応募総数151本の中から選ばれた最優秀賞のは、足立紳さんが書かれた「百円の恋」。優秀賞の2本は斎藤孝さんの「オボの声」、げこげこ大王二十八世さんの「川筋男貫徹炭坑節命」でした。最終選考の3本は僕も読ませていただきました(選考には不参加)。個人的には昭和30年代を舞台にした「川筋男貫徹炭坑節命」が好みでした。
3人の皆さん、おめでとうございます!!!
授賞式は選考された脚本家の丸山昇一さん(あの「野獣死すべし」のライター)と松田美由紀さんがプレゼンターとしてお越しくださいました。映画小僧の頃に憧れたお二人と深夜まで飲みながら映画の話をすることが出来たのは、また新しい【一期一映】でした。「ブラック・レイン」と「半落ち」が上映されたので、國村隼さんもゲスト参加されました。僕もちょこっと飛び入りしてトークに参加…2004年の「半落ち」初日舞台挨拶以来の再会でした。相変わらず、渋くてカッコ良かったです。

この5月から日本映画監督協会の理事になり、広報委員会での仕事もしています。
会報誌の編集とホームページの維持・更新が主な作業です。僕は協会内の広報誌を担当しているのですが、広報誌にしか掲載されなくて表に出なかった原稿などもホームページで少しずつ発信されています。北海道の映画祭のことなど、僕が書いた原稿もアップされています。新人賞受賞監督同士の対談など面白い読み物等、いろんな企画があります。是非、覗いてみてください。
http://www.dgj.or.jp

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シネマなび…Vol.6

※2006年4月のスタートから2012年5月まで、丸6年間続いた「シネマなび」が2012年8月に閉鎖になりました。当時書いた原稿のままに、加筆訂正しないで再録しています。

Vol.5 2006年9月29日

『ゴッドファーザー』
『出口のない海』が良いスタートを切ることが出来ました。ありがとうございます。
 さて、満を持してのこの作品です。壮大な家族のドラマ。Part2と合わせて観て欲しいです。派手なアクションシーンが公開時には話題になりましたが、僕は30歳を過ぎた頃からこの映画が大好きになりました。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロがカッコいいと思っていたのですが、40歳も半ばを過ぎるとマーロン・ブランドに完全に感情移入してしまいます。 子供から見た親、親から見た子供、とにかくいろんなシーンで考えさせられます。高校生の頃に初めて観たときはチンプンカンプンだったはずです。自分が歳を重ねて観るたびに感じ方が変わってく映画……凄いです。いつか、こんな大河ドラマを自分も撮ってみたいと思います。これを撮った時、確かフランシス・フォード・コッポラは30代前半、凄い才能です。まさに天才ですね。
何とか生きているうちにこんな映画を作りたい……。

ゴッド

『砂の器』
 こちらも満を持して……。脚本は山田洋次監督も参加されていて、監督は大好きな野村芳太郎監督です。いろんなことを想像させてくれる映画です。加藤嘉さんと加藤剛さんの父子がどんな心情でどんな旅をしたかなんて何も語られません。美しい映像と音楽が観客である僕にいろんな想像してしまいます。加藤剛さんと島田陽子さんがどんな馴れ初めで恋人になったかなんて何も説明してくれません。でも観客である僕は孤独な二人がどうやって恋人になったか、いろんな想像をさせてくれます。森田健作さんと丹波哲郎さん、刑事二人組のバックグランドの説明もありません。でも想像すると楽しいのです。
 70年代~80年代の僕が好きな日本映画はとにかくいろんなことを想像させてくれました。考えさせてくれました。悲しいかな、今の日本映画はこの想像(余白)を作ると観客は中途半端だと、考えることを拒否します。映画評論家と名乗る人たちまでもが……。テレビドラマがあまりに説明過多で、それに慣れすぎたのでしょうか?
 野村芳太郎作品は『事件』や『鬼畜』もいろんなことを考えさせてくれるのです。

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もう一つ紹介を…観たかった映画ですが、ホントに面白かったです。

『アルゴ』

http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/#home

ベン・アフレックは「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で、俳優としても脚本家としても才能を実証済みでしたが、この作品は監督、そして製作者として素晴らしいです。もちろん俳優としても良かったですが…。
そしてさらに、プロデューサーとしてクレジットされているのがジョージ・クルーニー。
ジョージ・クルーニーは監督としても「グッドナイト&グッドラック」が素晴らしかったのですが、とにかく選択する題材に<志>の高さを感じます。予告編でクリント・イーストウッド作品が大々的に宣伝されていましたが、僕は断然ジョージ・クルーニーです。
この作品も劇場が少ないのが残念ですが、これから地方都市も廻っていくのではないかと思います。是非、ご覧ください。

アルゴ

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中村さやか 第1回監督作品

「FASHION STORY -Model-」

http://www.fashion-story.net/index.html
11月17日(土)、いよいよカウントダウンです。

中村さやか監督のデビュー作です。
17日(土)は池袋シネリーブルにて舞台挨拶もあります!

http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1251322&rlsCd=001&lotRlsCd=

さやか
先週、ラジオ生出演後の中村監督とそのラジオスタッフ達と、僕の自宅近くで合流して飲み会をやりました。 公開が近いせいか、中村監督のテンションはかなり高かったように思いました。
今作品、愛知県での上映館が多いのにあまり名古屋地区の宣伝が出来てないと聞き、いつも名古屋のキャンペーンでお世話になる友人に無理矢理の宣伝をお願いしました。快く(?)受けてくれた友人に感謝です。何だか、自分の作品の公開時よりもドキドキします。初日の舞台挨拶、こっそり見に行こうか…悩んでます。

11月に入って『痕跡や』のDVDが発売され、一本化90分バージョンをたくさんの方が観てくださったようです。このブログのコメント欄にも、そしてメールでも多くの感想や応援をいただいています(感謝)。その中で多いのが、大きな劇場のスクリーンで観たいというご意見です。僕も撮影中からずっとそう思っていました。完成した頃には、ホントに自分自身が観てみたいと思うようになりました。そして、もし上映されるなら黄金町の【ジャック&ベティ】が一番だと思っていました。黄金町で上映することがロケをやらせていただいた恩返しになると思いました。そして、上映後にこの街をブラブラと探索して欲しいと思いました。実は今、その劇場と交渉中です。良い感触のやり取りが出来ていると聞いてます。何とか実現できると嬉しいです。

ツィッターで応援が始まりました!

@konseki_ya
言いつつ、僕はツィッターやFace Bookは分からないのですが…(恥)。

感謝です!!!

【党首討論】

NHKでの放送を生で見ました。 野田総理、泣きそうな優等生が父親とのエピソードを持ち出しながらの、もうヤケクソの解散を明言。こんな党首討論、初めて見ました。ある意味、見応えがありました。民主党の幹部は大わらわでしょう。一方の安倍総裁もビックリした様子で、ちょっと焦りましたね。2番手の小沢さんに至っては、もう出番が廻って来ても、何も影響なかったですね。小沢さんの発言中に、解散のテロップが流れましたから…。最後の山口さんに至っては、映画で言えばエピローグのクレジットが流れるような扱いでした。

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周南映画祭 ~絆~

急遽ですが…【第4回 周南映画祭】に参加することになりました。

http://www.shunaneiga.org/index.html

新作準備の都合で、自分のスケジュールがどうなるか分からなかったのでプログラムには入れないでもらっていました。やっと今月下旬の予定がハッキリして、24日(土)の夜の交流会から25日(日)のクロージングまで参加します。
参加・不参加の結論が出せないままだったのですが、今年も『半落ち』『ツレがうつになりまして。』の2本を上映していただきます。今は名画座とかもない時代ですから、旧作は簡単にDVDで観られる代わりに大きなスクリーンで観るチャンスは少なくなりました。今回も感謝です。今回は特に、『半落ち』でご一緒した國村隼さんと再会出来るのも嬉しいです。
第1回はオープニングからクロージングまでずっと参加させていただきました。その時、10回を目指して頑張りましょう!と約束したのですが…。今回は、ついに拘り続けた松田優作さんを記念した脚本賞をスタートさせました。この頑張りには頭が下がります。150本以上の応募があったそうで、どんな脚本が選ばれているのか、僕も楽しみです。
どうぞ、足をお運びください。お待ちしています!

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※『痕跡や』にとても素敵なコメントをいただきました。
ありがとうございました!!!

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即、退院…

ピン

昨日無事に鎖骨のピン(金具)を抜く手術は終わりました。
傷口はまだ痛みますが、今日の午前中に退院しました。来週に予定されている抜糸をすればすべて終了です。 上の写真は左肩に入っていた2本のピンと針金(一番上は対象に置いた爪楊枝です)。この2本のピンが左の鎖骨の中に埋められていたのですが、右端のL字の部分が骨から出ていて、そのL字部分が中から皮膚を突き破るような状態で神経を刺激していたわけです。
手術は1時間程度で終わりました。局部麻酔だったので意識はしっかりありますし、先生達のやり取りもすべて聞こえています。骨を叩き、ピンを叩く音も…です。痛みが増すたびに麻酔も追加されていきました。自己申告で麻酔が追加されるのです(まるで歯医者さん)。
ずっと緊張している僕を解きほぐしてくれたのは看護師さんでした。スタート時にBGMのリクエストを聞いてくれました。迷わず【70年代・J-POP】を選択しました。手術中にずっと沢田研二やキャンディーズ、天地真理などが聞こえていました(笑)。映画「孤高のメス」で手術のシーンに都はるみの演歌を流すというのがありましたが、ちょっとそれを思い出しました。しかし、先生も看護師さんもすべてのスタッフが僕より若かったので、白けたかも知れません。せめて80年代にしておけば良かったと後悔もしました。それから、痛みに耐える間、ずっと手を握り続けてもらえたことも助かりました。どんなに心強かったことか…感謝です。
手術後は痛みもそんなに無く、食欲もモリモリです。検査や点滴などで思ったほどのんびり出来ませんでしたが、DVDを2本観て、小説を1冊読むことが出来ました。昨夜は消灯後にこっそりと中村さやか監督出演のテレビ番組も観ました。初めてとは言えない堂々ぶりでした。あんな風に髪を下ろしているのは初めて見たので驚きました(笑)。

退院時に看護師さんや同室の患者さん達から、「次回作も期待してます。頑張ってください」とエールを送られて感動でした。わずか2泊3日ほどですが、また新しい<一期一映>がありました。

このブログやメールでたくさんのお見舞いの言葉をいただきました。
ありがとうございました、感謝致します。

今週いっぱいは自宅で療養です。来週から本格的に次回作の準備が始まるようです。
ちょっと変わったところでは、<オタフクソース>の会長さんとの対談というのがあります。

http://www.otafuku.co.jp/laboratory/material/kikansi/new/index.html
僕はたこ焼きとお好み焼きが大好物です。自宅の冷蔵庫には年中<オタフクソース>が入っています。そんなこともあって、今回のお話をお受けしました。たくさんもらえると嬉しい!!!

【追記】
大切なことを忘れていました。
本日発売!< D×TOWN DVD EDITION BOX 2 『痕跡や』他
よろしくお願いします。…って、amazonで一時在庫切れってどういうこと!

痕跡や

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シネマなび…Vol.5

※2006年4月のスタートから2012年5月まで、丸6年間続いた「シネマなび」が2012年8月に閉鎖になりました。当時書いた原稿のままに、加筆訂正しないで再録しています。

Vol.5 2006年8月25日

『ジョニーは戦場に行った』
いよいよ『出口のない海』の公開が近づいてきました。そこで今回は戦争をテーマにした作品を選びました。 詳しい内容をここで書くのは避けようと思います。とにかく観て欲しい作品です。戦争とは、何と愚かであるということを静かに語ってくれます。監督のドルトン・トランボはこの作品がデビュー作です。とは言え、残した監督作品は後にも先にもこの作品だけです。しかも65歳でのデビュー作でした。元々は脚本家でしたが、レッド・バージによりハリウッドでは仕事が出来なくなりました。それでもいろいろな仮名で脚本を書き、『黒い牡牛』でアカデミー原案賞も受賞しています。その時も名乗り出なかったというのが逸話として残っています。『ジョニーは戦場に行った』は原作も自分で書いており、渾身の作品だったようです。
助監督を長くやっていた頃、ドルトン・トランボは自分にとって大いに励みになりました。とにかく自分の撮りたい作品を撮るためならデビューが60歳でも構わないと思っていました。
【追記】確か、『ローマの休日』も彼の脚本だったと思います。

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『火垂るの墓』
野坂昭如さん原作のアニメ映画です。監督は高畑勳さん。
子供の声を大人が流暢に喋ったりするので、アニメはどちらかといえば苦手なのですが、涙を流して観た作品です。幼い兄妹の姿を通して、この作品も戦争の愚かさを強烈に伝えてくれます。
フランス映画『禁じられた遊び』がダブってきたりもしましたが、本当に辛い作品でした。子供たちに是非見せたい映画だと思います。
自分の撮影現場でもよく目にする<サクマ式ドロップ>、のど飴の代わりです。あの缶を見るといつも『火垂るの墓』を思い出して辛くなってしまいます。

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明日から2泊3日で入院です。 入院というと憂鬱ですが、今回はとにかく手術をすれば今の痛みから解放される…その嬉しさでいっぱいです。いよいよ次回作も本格的に動き出しそうな感じなので、今のうちに体調を完璧にしておこうと思います。

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手術します…

5月に京都で鎖骨を骨折して半年。折れた鎖骨はすっかりくっついて、複雑に動かしても痛みは感じなくなりました。しかし、辛いのは骨を固定するために入れてあるピン(金具)が皮膚を刺激して、動かし方によっては突き刺すような激痛を感じることです。これはこの半年間ずっと続いていた症状。毎月レントゲンを撮りながら、このピンを抜くことが可能な状態になるのを待っていました。そして、やっと許可が出ました。来週は3日ほど入院して、ピンを抜く手術をします。この痛みから解放されると思うと、手術後の痛みくらいは一時のことと我慢出来ます。3日間、ゆっくり本を読み、DVDを観て過ごそうと思います。

ドラフト

ドラフト会議がありました。
我が阪神タイガースは完璧な補強。ハズレを引くことに掛けては日本一だったのですが、やってくれました和田監督。大阪桐蔭・藤浪投手を引き当てました。2位指名の光星学院・北條選手も超高校級。巨人・坂本選手に比べられる逸材。長打力もあり、大きく育てて欲しいと思います。
注目の花巻東・大谷投手を日ハムが強行指名しました。
僕の個人的感想は、大谷投手は大リーグよりも日ハムを選択したほうが良いと思います。日本野球の投球術(頭脳的なことも含め)は、アメリカの粗雑さに比べるとホントに緻密です。ダルビッシュ投手の投球術を観るとよく分かります。現在ワールドシリーズで活躍しているボーグルソン投手は日本で2年間経験したことが、30代半ばになった今、活かされていると語っています。大谷投手程度の体力の選手は大リーグには山ほどいます。必要なのは日本野球の緻密な投球術を身につけることだと思うのですが…。

以前紹介した友人の作った「月見貝」というショートフィルム。
【金子みすゞショートフィルムコンテスト】というコンテストへの応募作品でした。わずか3分間の短編なのですが、とても素敵な作品だったので紹介しました。
何と、嬉しいことにグランプリを受賞しました。
皆さんもご覧になってください。

http://kerouac.at.webry.info/201210/article_4.html

【BS11 QUEEN’S PAD ~ステキな明日へのメッセージ~】

http://www.bs11.jp/entertainment/1341/

11月1日22:00~放送/11月15日再放送
中村さやかさん登場のようです。
「FASHION STORY -Model-」の宣伝キャンペーンだと思います。

※11月5日(月)は、僕も新作のたびに毎回お世話になっているラジオ【岡村洋一シネマストリート】にも出演予定のようです。
http://is-field.sakura.ne.jp/7.html

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新作映画…紹介!

「FASHION STORY -Model-」

http://www.fashion-story.net/index.html
いよいよ11月17日(土)から公開される映画です。
『カーテンコール』から『日輪の遺産』までほぼ全作品、8年間に渡って助監督として参加してくれた、中村さやかさんのデビュー作です。

僕は基本的には映画を試写で観ないことにしています。お金を払って、劇場で観るというスタンスです。でもこの作品だけは一足先に試写で観せて貰いました。厳しい予算やスケジュールの条件の中、よく頑張って撮っていました。
ファッション・モデルという特殊な業界の女性達の物語です。僕にはまったく知る由もない世界です。なので、とても興味深く観ることが出来ました。女性らしい視点で撮れているとも感じました。

とても映画なんて呼べないような新人監督の仕事もいくつか見てきました。ちゃんと映画になっているんだろうかと…ちょっと心配でしたが、自信を持ってオススメします。

公式HPを見ると、まだまだ劇場数が少なくて、限られた地域でした観ることが出来ません。是非応援していただいて、公開劇場が拡がるといいです。僕も密かに応援していこうと思います。

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来週はちょっと忙しい一週間になりそうです。
22日(月)は、俳優さん達の権利を守るというちょっと難しい国際シンポジウムにパネリストとして参加します。うまく喋ることが出来るか…ちょっと不安。
http://www.pre.or.jp/page/geidankyo_symposium.html

他にも2つの脚本の打合せや、監督協会の会合、久しぶりに会うプロデューサーとの会食など盛り沢山の予定があります。

【お詫び】

「拍手コメント」というものがあるのを、今日知りました(恥)。
ブログスタート時からいくつかのコメントを頂いていました。
今、読んだ次第です。 言い訳になりますが、自分で学習しながらの管理の失敗でした。

返信もせずに本当に申し訳ありませんでした。
頂いたコメントは、嬉しいコメントばかりでした。
頂いた皆さま、ありがとうございました。
そして、お詫び申し上げます。

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シネマなび…Vol.4

※2006年4月のスタートから2012年5月まで、丸6年間続いた「シネマなび」が2012年8月に閉鎖になりました。当時書いた原稿のままに、加筆訂正しないで再録しています。

Vol.4 2006年7月28日

『映画に愛をこめて アメリカの夜』
大好きな女優さんの一人にジャクリーン・ビセットがいます。そして、一番好きな外国映画の監督がフランソワ・トリュフォーです。その二人が組んだ作品がこの映画です。
ジャクリーン・ビセットという女優さんは作品に恵まれず、代表作と言える作品はこれといってないように思うのですが、とにかく凛として美しい女優さんです。
フランソワ・トリュフォーは名作揃いですが、今回はこの作品にしました。映画作りの現場が舞台になる映画なのですが、作品中に映画への愛情が溢れています。トリュフォー自身も映画監督の役で出演しています。ほとんど主演といって良いと思います。S・スピルバーグもトリュフォーを尊敬していて、『未知との遭遇』にも出演して貰っています。
因みに<アメリカの夜>とは、晴れた昼間にブルーのフィルターを付けて疑似の<夜のシーン>を撮る撮影方法です。古い西部劇などの夜のシーンはほとんどこの手法で撮影されています。西部劇はアメリカ映画です。だから<アメリカの夜>なのです。

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『最も危険な遊戯』
松田優作主演のアクション映画。
僕が一番憧れた男優さんが、故・松田優作さんでした。
おそらく初めて優作さんが主演した映画だと思います。制作費も3000万円くらいで撮ったプログラム・ピクチャーです。本当に制作費が掛かってないのが画面からも判るのですが、優作さんを筆頭にキャスト・スタッフ達の<熱>がスクリーンの中にみなぎっています。
照明が足りないせいか、真っ暗な画面に優作さんの息づかいの音だけ……みたいなカットもあるのですが、一瞬暴発する拳銃の紅い火だけの照明でシルエットが浮かぶ……なんて、観客の想像をどんどん掻き立ててくれます。これこそ映画の醍醐味です。セリフもおそらくはアフレコなので、口の動きと合っていなかったりするのですが、優作さんの軽妙なアドリブで楽しませてくれます。因みに佐々部組常連の照明技師・渡辺三雄さんは、この映画が照明技師のデビュー作です。そして『出口のない海』が技師として70本目の記念作品です。
【加筆】
渡辺三雄さんは2010年の晩秋、亡くなりました。
僕の作品では『日輪の遺産』が最後になりました。

yuusaku.jpg ※ 自宅にて脚本執筆の毎日です。 鎖骨の骨折以来、ジムで泳げなくなってしまい体重が増量中です。この半年で4キロも太ってしまいました。少し食べる量を減らしてダイエットしないとまずい。お酒も控えよう…。 昨日のレントゲンで、やっと鎖骨を止めている金具を外す許可が出ました。今月末か来月の頭あたりに手術をして抜いてもらおうと思います。骨折の痛みよりも、金具が皮膚を圧迫する痛みがひどかったので助かりました。

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鹿児島…10年ぶり

2泊3日で鹿児島に行ってきました。
来年撮影をしようとしている映画のシナリオハンティングです。元々は舞台劇を映画化です。

鹿児島は高倉健さん主演の「ホタル」で10年前にお世話になりました。
桜島は未だに噴煙を上げ、取材中も飛んでくる灰に目がチカチカしました。
年内中にクランクインを目指している作品よりも、こちらの作品のほうを先に詳しくご報告できるかも知れません。

さてさて、プロ野球も大詰めです。我がタイガースは2年続きのBクラス…真弓監督がボロボロにしてしまった後始末は大変ですが、金本選手と城島選手の整理が出来たのは大きな前進です。新井兄弟と鳥谷選手を中心にしっかりとチーム作りをして欲しいと思います。しかし、タイガースの生え抜き若手…どうして高校球児みたいなひ弱な体力の選手ばかりなんだろう。スカウトももう少し頑張って欲しいものです。
クライマックスシリーズが始まりますが興味なしです。シーズン終盤の個人記録争い…ロッテの西村監督の采配も酷ければ、巨人の原監督の采配も酷い。潔くない個人タイトル、獲った選手も恥ずかしいでしょう。大リーグはこんな酷い個人タイトル争いってないですよね。
大リーグの地区優勝シリーズ、こちらは真剣勝負の毎日…毎朝のBSーNHKが楽しみです。イチローと黒田投手のヤンキースがワールドシリーズまで行って欲しいです。

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シネマなび…VOL.3

※2006年4月のスタートから2012年5月まで、丸6年間続いた「シネマなび」が2012年8月に閉鎖になりました。当時書いた原稿のままに、加筆訂正しないで再録しています。

Vol.3 2006年6月23日

『太陽がいっぱい』
中学時代、雑誌「スクリーン」を読み始めた頃、日本ではアラン・ドロンが大人気でした。僕もすっかり嵌ってしまい、公開作品はすべて観ました。高校生の頃には、似合いもしないのにトレンチ・コートを真似て着ていました。当時流行っていたダーバンの真似です。
アラン・ドロンの映画だけを収録したサウンドトラック盤(LP2枚組)は今でも大切な宝物です。そんなアラン・ドロン作品のベストが『太陽がいっぱい』です。ギラギラした野心が<完全犯罪>に向かう……アラン・ドロンは犯罪者の役なのですが、その危うい魅力にドキドキしました。もう20回以上観た作品ですが、いまでもDVDで年に一度は見直す作品です。
ヨット上でのサスペンス・シーン、ただ市場をアラン・ドロンが散歩するだけのシーン……アンリ・ドカエの手持ちカメラも素晴らしいです。ニーノ・ロータの音楽も最高です。数年前、『リプリー』というタイトルでジュード・ロウ、グィネス・パルトロウ主演でリメイクされましたが、本作には遠く及ばないものでした。

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『潮騒』
中・高時代のもう一人の僕のスターは山口百恵さんです。まだビデオソフトが18,000円くらいしてた頃に『伊豆の踊子』から引退作品の『古都』まで十四本すべてを買い揃えました。しかもベータです……今は観ることも出来ないのですが書棚にはきれいに並んでいます(トホホ)。モモ・トモ映画で一番好きな作品が『潮騒』です。三島由紀夫のシンプルな小説が原作で、映画自体もいたってシンプルです。
『チルソクの夏』はこの映画へのオマージュでもあります。因にヒロイン・郁子(水谷妃里)が新聞配達の途中に神社で手を合わせるシーンは、『潮騒』のなかで初江(山口百恵)が新治(三浦友和)のために祈るシーンのパクりです。
僕は助監督のデビューがこの映画の西河克己監督作品でした。撮影の合間、ミーハーにも山口百恵さんのことばかり質問したことを思い出します。『出口のない海』では三浦友和さんとご一緒することも出来ました。

百恵

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シネマなび

※佐々部清監督が遺された貴重な記事を、特別に許可を得て掲載しています。

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